2026.02.19 | カリモク家具株式会社

公共空間に“住まいの心地よさ”を持ち込む
カリモク家具のソファユニット「doradora」

プロダクト
公共空間に“住まいの心地よさ”を持ち込む<br>カリモク家具のソファユニット「doradora」

クラインダイサムアーキテクツとのコラボレーション
建築視点から誕生したコントラクトソファに注目

国内家具メーカーであるカリモク家具株式会社の「doradora(ドラドラ)」は、東京を拠点に世界で活動するデザインスタジオのクラインダイサムアーキテクツとのコラボレーションで生まれた。個人宅からオフィスおよび公共施設まで、あらゆるシーンにフィットするソファユニットだ。

doradoraが目指したのは、公共性の高い環境でも身構えずに過ごせる感覚をつくること。商業施設や病院、オフィスの共用部などは、機能性が優先されがちで、どうしても硬い印象になりやすい。そうした空間に「住まいのような居心地の良さ」をもたらすことをコンセプトとして開発が行われた。

本製品は、長方形とやや弧を描いた扇形、それぞれ大小の2サイズで展開する。完成形を置くのではなく、条件に合わせてパーツを組み立てていく仕組みだ。円弧を描き人を包み込む囲い型や、緩やかに流れるS字の設えなど、スペースの形状や動線に応じたレイアウトをすることで、人と人との距離や視線の向きを自然に整えられる点が大きな特長といえる。

背もたれは固定されておらず、必要な位置に後から取り付ける仕様。高さの異なるバックレストを使い分けることで、短時間の着座から長く腰を落ち着ける場面まで対応する。使われ方に合わせて構成を調整できる柔軟さは、不特定多数が利用する際においても重宝するだろう。

また、シート内部には硬さの異なるモールドウレタンを採用し、長時間座っても身体に負担がかかりにくい構造に仕上げている。張地も豊富に揃い、企業のロゴやブランドアイデンティティに沿った色合いのファブリックを選べば、イメージ通りの演出が可能だ。

建築の視点から人の動きや距離感、過ごし方を読み解き、置かれた後にどのように使われ、新たに生まれる振る舞いまでを想定する設計思想が、doradoraのシリーズの核となっている。特定の用途や場所に縛られず、人が集まり、滞在するシチュエーションにおいて、これから活躍していくアイテムになるに違いない。