石の壁と聞くと、重くて扱うのが大変というイメージを持たれがちだ。しかし、蝶理GLEX(グレックス)株式会社のSSVM(スリムストーンベニアモザイク)シリーズを目にすると、その考えはすぐに覆されるだろう。天然石ならではの凹凸や色の揺らぎがありながら、壁紙のような手軽さを併せ持つ。この製品が施された壁は一気に趣を変え、ホテルライクな空気感を纏った空間へと生まれ変わる。
同社は1859年創業という160年を超える歴史の中で、日本と世界をつなぐ架け橋として専門性の高い分野を歩んできた。高度な知識が求められる化成品や工業製品を長年取り扱ってきたことで培われた確かな審美眼が、建材という分野にも確実に生かされている。
本製品の最大の特長は、天然石を薄く加工し、シート状に仕上げた壁材であることだ。一般的なクロスでは物足りず、かといって石張りには手が届かない。そんなもどかしさに応えるため、職人が1枚ずつ手作業で薄く仕立て、重量や作業負担を抑える形に落とし込んでいる。タイルのような目地処理や大掛かりな下地調整を必要とせず、工期の短縮やコストカットをしながら高級感のある仕上がりが感じられるだろう。

施工方法は、裏面の粘着シートで固定する「SSVMシール」、面ファスナーを活用し原状回復にも対応する「SSVMクロス」、マグネットで貼り付けリユースもできる「SSVMプラス」の3パターン。さらに14種類のカラーラインナップが用意されており、色味や表情の違いが壁面の印象を豊かにする。用途や条件に合わせて組み合わせられる仕様だ。
SSVMシリーズは、「もっとリアルでおしゃれな壁紙が欲しい」「賃貸でも質感に妥協したくない」という声を出発点に生まれた。施工のしやすさと天然素材ならではの存在感を両立させたこのプロダクトは、本物志向の方々にとって内装表現の可能性を広げる一手となるだろう。