システムキッチンのパイオニアである、クリナップ株式会社のSTEDIA(ステディア)シリーズに、2025年9月から「天然木ワークトップ」が新たに加わった。これにより天板は新商品の天然木に加え、「セラミックワークトップ」「フォルテックス(人工大理石)」
「アクリストン(人工大理石)」「ステンレスワークトップ」の全5種類から選べるラインナップとなり、従来の機能を軸にした提案と一緒に、素材を活かした選択肢が増えることになる。
本シリーズについては、すでに噂のソーゴーTVでも取り上げている。詳しくは「天然木のワークトップを実現!クリナップから新たな『STEDIA』の登場」でも触れており、かってにクリントラップや洗エールレンジフードといったSTEDIAを支える要素も紹介されているためこちらもあわせてチェックしてほしい。
そして、今回の仕様における大きなポイントは、家具材として評価の高いオーク材とウォールナット材の挽き板を用いて、木目や色合いの深みを丁寧に引き出した意匠性の高さだ。樹木特有の、ぬくもりのある雰囲気を前面に出しつつ、内部には植林木を組み合わせることで、軽量化を図りながら必要な強度を確保し、扱いやすさに配慮したバランスが取られている。

また、木質建材分野で力を発揮する、朝日ウッドテックとの共同開発で実現した技術にも注目したい。表面には柔軟性のある塗料を中塗りすることで、衝撃を和らげながら水の浸入やキズを抑える構成とした。裏面にも処理を施して反りを防ぎ、シンクの縁や木口は、最大7層の塗装により、水回りでの使用に耐える仕上がりを維持している。
さらに、塗膜はSIAAが認証する抗ウイルスや抗菌性能を含む衛生基準に適合し、食品や調味料が付着しても水拭きやアルコール拭きで落としやすい。神経質にならずにお手入れが出来るのは、住まい手にとってもありがたい部分だろう。
同社が、水回り専業メーカーとして知見を積み重ねてきた経験と、「人と暮らしの未来」を見据える姿勢により、さらに進化を遂げたSTEDIAシリーズ。価格や設備の更新だけでは差別化が難しいキッチンリフォームにおいて、デザイン性の観点から付加価値を生み出す有効なアイテムになるに違いない。