住宅の建材として一般的によく目にする木目と言えば、柾目や板目などの柄だろう。流れるような木目模様はどんな場所にも使いやすく、無垢材やプリント、樹種を問わず、数多くの商品に取り入れられている。その反面、個性やオリジナリティという点については、なかなか差別化を図りづらいのでは。そこで、株式会社TIME&GARDENから発売されている、「ロッキーマウンテンダイナマイト」を是非とも紹介したい。
大自然の雄大さを育むロッキー山脈からインスパイアを受け、その世界観にイメージを重ね合わせた同商品。北米大陸西部を中心に生息するダグラスファー (もみの木) を、年輪が見えるように輪切りにカットし、300角の大判パネルとして仕上げた。まるで花火が打ちあがったように、1枚1枚から異なる表情を見せる年輪が、他にはない圧倒的なインパクトを生み出している。
あえて背割りなどを入れず、木材の乾燥工程で発生する自然なクラックと、年輪の夏目と冬目の硬さの違いによって浮き上がる表面の凹凸で、大自然の力強さを見事に表現。「木材は割れてはいけない」という業界の常識を吹き飛ばす、ワイルドでガッツリと割れが入った迫力ある表情が、住まいのアクセントにピッタリだろう。
施工後も乾燥収縮により割れが進行することもあるため、年月を経ることで徐々に変化する表情も特長。また、あえて無塗装で仕上げており、そのまま使っても、好みの色に塗装をしても、アレンジは自由自在だ。
無骨でハードな見た目ながらも無垢材が持つ自然な表情により、アウトドアスタイルとの親和性はもちろん、ナチュラルやモダンな住まいの一角にも、アート作品のように取り入れてみてもいいだろう。
自然の生命力を感じる「ロッキーマウンテンダイナマイト」で、個性溢れる演出を。