近年の住宅建築では、見た目の美しさや心地よさに重きを置く傾向が強まっている。ただ、フローリングの仕上げにおいては、金属のフチや樹脂製品が視界に入ることで空間の統一感を損なうことが課題となってきた。同時に高気密や高断熱への関心が高まる中で、デザイン性とともに、機能性の両立が求められるようになってきている。
こうした要望をもとに開発されたのが、城東テクノ株式会社の「FUCHINE (フチネ)」と「リフォーム用床下点検口」だ。

「FUCHINE」は、これまでの常識を覆すフレームレスの床下点検口。フチをなくすことで床材と一体化し、ノイズレスな仕上がりとなる。下地には合板を採用することで、無垢材の接着や釘打ちによる固定も可能となり、自然素材の風合いがそのまま生かされる仕様。標準タイプに加え、新たに断熱タイプも追加され、より幅広いニーズに応えるラインナップとなった。
一方、「リフォーム用床下点検口」は、これまで使用していた床材を再利用するという点が大きな特長だ。板厚は12mmと15mmの2種類の商品展開で、コストや手間を抑えながら見た目を変えずに高気密や高断熱な施工が実現できる。また、既存の穴をカバーする、大きめに設計された取手の構造も実用的だ。
そして両製品は気密性の高さも特筆すべき点だ。シールパッキンがベース材のくぼみにあることで密閉され、ガタつきを防止する。日常生活で頻繁に歩く場所に設置しても、きしむことなく床全体の安定感を保ったまま使用できるのも魅力の一つと言えるだろう。
また、深さの異なる3種類の収納庫も用意されており、「FUCHINE」および「リフォーム用床下点検口」のどちらにも対応。後から簡単に取り付けられるので、限られたスペースを有効活用したい住まい手にも最適といえる。
外観や内装の質感が重視される新築や、現状を活かしたリフォームを行いたい現場において、住まい手の満足度を高めるためには、こうしたディテールの選択が室内の印象を左右する鍵となるはずだ。