広々として収納力のある大きなキッチンは、誰もが憧れる住宅設備の一つだろう。しかし、全ての住まいに最適かと言われれば、そうとは限らない。
例えば、都市部の住宅ではスペースが限られているため、効率的なスペース活用が求められる。また人口の高齢化に伴い、年配の方や車椅子を利用される方には、小回りが効く使い勝手の良さも必要だろう。
このようなシーンを考えた時、コンパクトなキッチンという選択肢が、住まい手のニーズを満たすのでは。
そこで、「くらしを楽しく、美しく。」を経営理念に掲げ、住宅設備機器や建築資材のインターネット販売を行っている、株式会社サンワカンパニーが販売する「ミニモラス」は、昨今の住宅事情に最適なコンパクトキッチンとなるはず。
同製品は必要最低限の機能を備えた、オールステンレスのスタイリッシュなアイテム。サイズ展開は、横幅4種(750mm・900mm・1200mm・1500mm)、高さ4種(850mm(標準)・750mm・800mm・900mm)、奥行き2種(500mm・600mm)と、それぞれ自由に選択できるため、限られたスペースでも機能性を損なわない汎用性の高さが魅力だ。
熟練した職人が一台ずつ丁寧に製作するハンドメイドキッチンとして、デザイン性と使いやすさも両立。天板は素材の断面を斜めにカットすることで、シンプルでスッキリとした印象に。手前に傾斜をつけて底を浅くし、使い勝手に配慮したシンクも特長だろう。
足元には脚や置き台を無くし、大きな籠や箱を置けるフリー空間を実現している。椅子を置いて座りながら家事をすることも可能だが、浅型シンクの採用により車椅子に座ったままでもスムーズに使用できるため、高齢者や身体が不自由な方々にも対応しているのが嬉しい。
住宅事業者にとって、こうしたユニバーサルデザインのプロダクトの選択は、企業としての信頼性も高めることができる提案に繋がるだろう。
最後に、株式会社サンワカンパニーは2024年10月1日に、「株式会社ミラタップ」へと商号が変更となる。指先一つ、タップ一つで、空間に関わるすべてのモノ・サービスを届けるという思いが込められているそうだ。こうした理念のもとで製造される製品は、社会全体をより豊かにしてくれるに違いない。