AI技術が飛躍的に向上し、あらゆる作業の効率化が進んでいる。人材不足や資材高騰といった住宅業界が抱えている課題解決には、AI技術の活用が不可欠と言える。
リフォーム現場では、現場調査や図面作成、提案資料作成、見積業務の高負荷、担当者の属人化などの問題は深刻で、多くの住宅事業者が頭を悩ませていることだろう。
このような課題を解決するAI搭載システムとして登場したのが、株式会社コンピュータシステム研究所の住宅営業支援システム『ALTA Revolution (アルタレボリューション) 』だ。
宮城県仙台市に本社を置く、建設業向けのソフトウェアを開発している同社。土木や建築事業関連のコンピュータソフトウェアや、3D画像解析ソリューション / ソフトウェアおよび周辺機器の開発 / 販売 / メンテナンスを行なっている。その技術力とノウハウを結集して開発されたのが同システム。
一般的な『CAD』のような図面製作ツールではなく、リフォーム営業の支援と成約を目的としている。その工程は、手書き図をスマホで撮影すると、わずか15秒でパースが完成。同時に建材などの数量拾いができ、該当箇所が3Dパースで確認できるという。この驚異的なスピード提案こそ、最も特筆すべき点だろう。
さらに、2 STEPで現場調査 / 提案図面 / プレゼン資料 / 各種図面 / 積算が完了。ワンクリックでリフォーム前後のイメージを比較できたり、360度の3D映像で住まいを紹介することができるのも大きなメリットだ。
工事においては、提案スピードとクオリティが求められるが、CAD未経験者でも簡単に必要な資料を作成でき、時間を大幅に短縮。例えば、図面 / パース / 見積もりにおよそ7日間かかるとすると、同システムは約0.5日で作業が終了。これは住まい手にとっても大きなメリットとなる。
『ALTA Revolution』は、AIの力で人件費 / 外注費 / 工期を大幅に削減し、住宅事業者の競争力強化と成約率向上に貢献してくれるに違いない。