『PERGO LVTフロアRigid(ペルゴ LVT フロア リジッド)』は、【置き敷き工法で工期を約30%短縮可能、PERGO (ペルゴ) ラミネートフロア】でも紹介した、株式会社北洲が2025年2月より展開する新商品。従来のLVTフロアをさらにグレードアップしたものだ。
LVT、すなわちラグジュアリー・ビニル・タイルは、従来の樹脂系フローリングとは異なる独自技術を用いた製品。表層のチタンV加工技術は、ペットの爪による引っ掻き傷すら寄せ付けない強靭さを備え、土足利用にも耐える堅牢さや衝撃吸収性能は、ヨーロッパの基準で8段階中2番目の格付けとなる「Class33」を獲得するほど。これは商業施設などの非住宅でも、長期にわたり美観と機能を維持できる品質レベルを証明している。加えて防水も際立ち、ペットや小さな子どものいる環境、あるいは清掃頻度が高い場所でも安心して導入できる仕様だ。
また、床暖房への追貼りや既存の防音床への施工にも対応し、柔軟性と多用途性を兼ね備えている。さらに、ユニリン社が国際的に特許を取得したサネ構造の『ユニクリック技術』により、繋ぎ目の段差や隙間を最大限に抑えられ、液体の侵入やにおいの発生の抑止にも効果的。

ディテールにも手抜かりはなく、木目や石目の陰影、質感を緻密に再現し、上質な空間演出にも貢献している。ワックス不要のフリーメンテナンス仕様も、住まい手へのアピールポイントとなるはず。
こうした特性を持ちながら厚みが4㎜と薄く、既存の床を剥がさず重ね貼りができる点は、工期短縮やコスト削減が求められるリフォームにとって大きな魅力ではないだろうか。
67年にわたり選定眼を磨いてきた北洲が、日本市場に求められる多様なニーズを咀嚼したうえで推奨する素材だけに、プロユースの厳格な要求を満たす、頼れる選択肢になることは間違いない。
床の施工には工期短縮とコスト抑制が求められるなか、既存のフロアを剥がさずに重ね貼りできる建材への需要が高まっている。新たな床リノベーションを検討するなら、『ペルゴLVTフロアRigid』を試してみる価値があるだろう。