家具は毎日使うものだからこそ、気付かないうちに愛着が積み重なっていく。それだけに、傷やぐらつきが目立つようになっても、思い出が刻まれたモノを簡単には手放せない。
そんなときは、修繕を検討してみるのもひとつの手だろう。壊れたから買い替えるのではなく、既存のインテリアを活かし、手を加えながら使い続ける選択は、住まい手の想いに寄り添う提案にもつながる。そこで紹介したいのが「家具の病院」だ。
運営するのは横浜元町を拠点とする株式会社ダニエル。横浜クラシック家具の伝統を受け継ぐ、日本を代表する老舗メーカーだ。本サービスは、単なる「修理」の枠を超え、国家資格を持つ熟練の職人がまるで「手術」を行うように、一点ずつ丁寧に手を施すことから名付けられた。
特筆したいのは、木部の欠けやぐらつきの補修、塗装の塗り直し、椅子やソファの張替えなど、多岐にわたる工程を自社工場で完結させる点。傷んだ箇所を整えるだけではなく、「色を変えたい」「今の住まいに合わせて高さを調整したい」といったリメイクの相談にも応じており、思い出の品を現在の住環境に馴染むよう生まれ変わらせることができる。

さらに、自社製品以外にも国内外のブランドや、メーカー名が分からない古いプロダクトもメンテナンス可能。Ercol(アーコール)やCassina(カッシーナ)といった海外の高級ラインについても修復実績を持つ。本物志向で「良いものを長く使いたい」という、サスティナブルな価値観をもつユーザーの期待にも十分応えられるサービスだろう。
依頼はホームページのフォームから写真を送るほか、電話や店舗への持ち込みでも受け付けている。首都圏であれば専門スタッフによる無料訪問見積もりにも対応しており、状態確認とあわせてアドバイスも実施。愛着ある家具を未来へ繋ぐ、住まいづくりの一手として「家具の病院」は事業者にぜひ知っておいてほしい存在だ。