自社でオリジナルのユニークでオンリーワンなアイテムを開発および販売している株式会社TIME&GARDENより、レザー調の壁面用建材「MILANO AVANT-GARDE (ミラノアヴァンギャルド) 」が登場。
独自に編み出されたパターンプレス加工によって、エキゾチックレザー (家畜以外の生物の皮革)をリアルに表現した“ステンレスタイル”だ。
全9種類のレザーパターンを模した、シートサイズ300mm角の施工性の高い製品となっている。
広い面に貼る場合でも同じ柄の繰り返しとならないように、シート毎にデザインの位置や向きが全て変えられており、それによって手軽にランダムなパターンへと仕上がるよう考えられているところもポイントだ。
そして、この目を惹くプロダクトの裏には、あるメッセージが秘められているという。
『レザーを使った建築資材があったらカッコイイし、面白いはず』。
初めはそんな発想からレザー素材に着目し商品開発を進める中で、希少な生物が置かれている実態を知ったという。動物福祉の観点から世界的ファッションブランドにおいては、その使用を削減、中止する動きはあるものの、絶滅危惧種のリスクは依然として存在しているそうだ。
レザーパターン、特にエキゾチックレザーの特徴的なデザインは魅力的ではあるが、希少生物を人間の都合で使い続けるのはどうなのか。そんな想いから同社では、金属素材でエキゾチックレザーのパターンを表現することにチャレンジ。オリジナルの金型により精巧なパターンのプレス成型に成功し、独特な雰囲気を放つ「MILANO AVANT-GARDE」が生まれたという。
同製品はホテルライクな非日常感や、他とは異なる圧倒的な存在感を演出する際の個性的な建材であると同時に、企業として一つの社会問題へのメッセージが込められたアイテム。
意匠性だけではなく、その裏に秘められたストーリーと共に消費者へ提案することで、より自社の設計やデザインに深みが増すに違いない。